「設定」と聞くと、
「触ると壊れそう」
「むずかしそうだから、なるべく開きたくない」
そう感じる方は多いものです。
でも、安心してください。
設定アプリは「スマホをこわす場所」ではなく、「使いやすく整える場所」です。
このページでは、
・設定アプリって何をする場所なのか
・最初に覚えるとよい項目
・迷ったときの戻り方
を、はじめての方にもわかるようにやさしくご案内します。
全部を覚える必要はありません。
よく使うところだけで十分、というところからお話ししていきます。
設定アプリは、スマホを使いやすくするための場所
壊す場所ではなく、整える場所
設定アプリは、たとえるなら「ラジオの音量つまみや、テレビのリモコン」のような場所です。
音を大きくしたり、画面を明るくしたり、文字を読みやすくしたり。
スマホを自分にちょうどよい状態に整えるための場所、と思っていただいて大丈夫です。
「触ったらこわれる」というよりは、「触らないと、自分に合わせられない」場所だとお考えください。
全部を覚えなくてよい
設定アプリを開くと、たくさんの項目が並んでいて、それだけで圧倒されてしまうかもしれません。
ですが、ふだん使うのは、その中のほんの一部だけです。
全部を理解しようとしなくて大丈夫です。むしろ、使わない項目はそっとしておくのが、いちばん安心な使い方です。
まず知っておきたいこと
設定アプリは歯車のマーク
設定アプリには、わかりやすい目印があります。
ギザギザのまるい絵、いわゆる「歯車(はぐるま)」のマークです。
ホーム画面のどこかに、必ずこのマークのアプリがあります。
ホーム画面の見方に不安がある方は、ホーム画面の見方とアプリの開き方もあわせてご覧ください。
触ってもすぐ壊れることはない
「うっかり違うところを押してしまったら、こわれるのでは?」と心配される方は多いです。
ですが、少し触ったくらいで、スマホがこわれることはまずありません。
たいていの項目は、「オンとオフを切り替えるスイッチ」か、「数字を変えるつまみ」です。
万が一、変なところに入ってしまっても、あとで元に戻せる仕組みになっています。
迷ったら戻れば大丈夫
もし設定の中で「ここはどこだろう?」と迷ってしまっても、あわてる必要はありません。
- 画面の左上にある「< 戻る」を押せば、ひとつ前に戻れます
- もう何が何だかわからなくなったら、ホームボタン(または下から上にすうっと上げる動作)でホーム画面に戻れます
ホーム画面に戻ってしまえば、いったんゼロからやり直せます。
「迷っても、戻れば大丈夫」。これだけ覚えておいてください。
最初に覚えたい設定
設定の中には数えきれないほど項目がありますが、最初に覚えておくとよいのは、たった4つだけです。
音量
電話の着信音や、動画の音の大きさを変えられます。
「電話に気がつかない」「動画の音が大きすぎる」と感じたとき、ここで調節できます。
画面の明るさ
画面が明るすぎてまぶしいとき、暗すぎて見えにくいときに調節します。
時間帯や場所によって見やすさが変わるので、変えても元に戻せる、いちばん試しやすい設定です。
文字の大きさ
「最近、文字が小さくて読みづらいな」と感じたら、ここを少しだけ大きくしてみてください。
LINE のメッセージも、ニュースの記事も、ぐっと読みやすくなります。
Wi-Fi
家のWi-Fi につながっているかを確認したり、つなぎ直したりする項目です。
くわしくは、家のWi-Fi につなぐ方法のページにまとめてあります。
この4つさえ場所を覚えておけば、毎日のスマホで困ることはほとんどなくなります。
設定を開く基本手順
1. ホーム画面から設定アプリを探す
まずホーム画面で、歯車のマークを探します。
たくさんアプリがあって見つけにくいときは、画面を下にすうっとなぞって、検索の窓に「せってい」と入れて探す方法もあります。
文字の入力に不安がある方は、スマホの文字入力の基本もあわせてご覧ください。
2. 押すと設定の一覧が出る
歯車のマークをとんと一度押すと、設定の一覧が画面に出てきます。
ずらりと項目が並んでいて、はじめは少しびっくりするかもしれません。
でも大丈夫です。全部を読まなくて構いません。
「あ、これは知っている言葉だ」と思える項目だけ、目で追ってみてください。
3. 使いたい項目を1つずつ開く
気になる項目があれば、とんと押すだけで中が開きます。
中を見て「なんだか違うな」と思ったら、左上の「< 戻る」を押せば、すぐにひとつ前に戻れます。
このくり返しで、設定アプリは少しずつ慣れていけるものです。
1日にひとつ、見てみるくらいのゆっくりしたペースで十分です。
よくあるつまずき
どこを押せばいいか分からない
設定の項目は、文字だけがずらっと並んでいるので、「どれを押せばいいかわからない」と感じるのは、ごく自然なことです。
そんなときは、項目の名前を声に出して、ひとつずつ読んでみるのがおすすめです。
「サウンド」「画面表示」「Wi-Fi」――読みあげるだけで、なんとなく中身の見当がついてきます。
項目が多くて怖い
項目が多すぎて、見ているだけで疲れてしまうこともあります。
そんなときは、「使う項目だけ覚える」と決めてしまうのが楽です。
知らない言葉が並んでいる項目は、そっと閉じておけば、それで大丈夫。
無理に理解しようとしなくて構いません。
元に戻せるか不安
「変えてしまったら、もう戻せないのでは?」という不安もあると思います。
ですが、設定はほとんどが「あとで同じ場所に行けば、元の値に戻せる」仕組みになっています。
もし戻し方がわからなくなったら、離れた親をスマホで支える方法を参考に、ご家族に画面を見せて相談してみてください。
あるいはお問い合わせから、ご相談いただいても大丈夫です。
こんな使い方から始めると安心
まずは明るさを少し変えてみる
設定アプリにいちばん慣れやすいのは、「画面の明るさ」を少しだけ動かしてみることです。
つまみを少し右に動かすと、画面がパッと明るくなります。
左に動かすと、すうっと暗くなります。変化が目で見てすぐわかるので、「自分が操作している」という感覚をつかみやすい設定です。
次に文字サイズを見てみる
明るさに慣れたら、次は「文字の大きさ」を見てみてください。
ほんの少し大きくするだけで、LINE もニュースも、驚くほど読みやすくなります。
もし画面が見づらい・暗いと感じる場面が増えてきたら、ここを見直してみるのもよいきっかけになります。
音量は電話の前に確認すると安心
電話を待っているときに音が鳴らないと、不安になるものです。
そんなときは、設定の「サウンド」から、着信音の大きさを確認しておくと安心です。
「電話の音がならない」「LINE の通知が来ない」と感じたときは、音が出ないときの対処や通知が来ないときの対処のページもあわせてご覧ください。
ご家族の方へ
一度に全部教えない
設定の話は、教えるご家族のほうが、つい「ついでにこれも、あれも」と説明したくなりがちです。
ですが、一度にたくさん伝えると、聞いているほうは混乱してしまい、結局なにも覚えられないことがほとんどです。
「今日はこの1つだけ」と決めて伝えるほうが、ずっと身につきます。
教えるときの心がまえについては、親に教えるときに穏やかでいるコツもご参考になればと思います。
困りごとに関係する設定だけ伝える
すべての設定をまんべんなく教える必要はありません。
そのとき困っていることに関係のある設定だけを、ピンポイントで伝えるのがいちばんです。
- 「電話の音が聞こえない」と言われたら、音量だけ
- 「文字が見えにくい」と言われたら、文字サイズだけ
- 「ネットがつながらない」と言われたら、Wi-Fi だけ
このように、困りごと1つにつき、設定1つ。
これくらいシンプルに区切ったほうが、ご本人も安心して覚えられます。
最後に
設定アプリは、こわい場所ではありません。
スマホを「自分にちょうどいい形」に整えてくれる、やさしい場所です。
覚えておくのは、ひとまずこれだけで大丈夫です。
- 歯車のマークが、設定アプリの目印
- 最初は「音量」「明るさ」「文字サイズ」「Wi-Fi」の4つだけ
- 迷ったら、ホームに戻れば大丈夫
あわせて、こちらの記事もご覧ください。
- ホーム画面の見方とアプリの開き方 ― 設定アプリを探すときの基本
- スマホの文字入力の基本 ― 設定の検索や、パスワード入力にも役立ちます
- 家のWi-Fi につなぐ方法 ― 設定からWi-Fi をつなぐ手順を、もう少しくわしく
ご家族でこのページを読まれた方は、ご家族向けのサポート記事や、無料の入門ガイドもぜひのぞいてみてください。
ご質問や記事のご要望は、お問い合わせからいつでもどうぞ。
今日はまず、歯車のマークを一度開いて、項目をながめてみるだけで十分です。
それだけで、設定アプリは、もう「こわい場所」ではなくなっています。
「音が小さい」「画面が見づらい」「通知が来ない」――そう感じたときは、音が出ないとき・画面が見づらいとき・通知が来ないときのページもあわせてご覧ください。
設定アプリは、その答えがある場所です。