「スマホで文字を打つのが、なんだか苦手で…」
「LINEを始めたいけれど、文字入力が不安」
スマホの文字入力は、慣れるまでは多くの方が「むずかしい」と感じるものです。
パソコンのキーボードと違って、画面の上の小さなボタンを指で押すので、最初は戸惑って当たり前です。
でも、ご安心ください。速く打つ必要はありません。ゆっくり、1文字ずつ打てれば、それで十分です。
家族にメッセージを送ったり、調べ物をしたり、毎日の暮らしで使うには、それで何の問題もありません。
この記事では、スマホの文字入力の基本を、やさしくご紹介します。
読み終わったら、ぜひ自分の名前を1つ打ってみてください。それが大きな一歩になります。
スマホの文字入力は、ゆっくりで大丈夫
具体的な使い方の前に、まず気持ちを楽にするお話から。
最初は誰でもむずかしく感じる
スマホで初めて文字を打ったとき、「思うようにいかない」「同じ文字を何度も押してしまう」という経験は、誰でもしています。
これは、決してあなたが不器用だからではありません。
スマホの画面はとても狭く、キーも小さいので、慣れるまでは時間がかかるのが当たり前です。
若い方でも、初めて使うときは戸惑います。「むずかしいな」と感じるのは、ごく自然なことだと知っておいてください。
1文字ずつ打てれば十分
「テレビでよく見る、若い人みたいに速く打てるようにならなきゃ」と思っていませんか?
そんなことはありません。
スマホの文字入力は、1文字ずつ、ゆっくり打てれば、それで十分です。
家族とのやり取りでも、ネットの検索でも、ゆっくり打てるだけで何でもできます。
「速く打てない自分はダメだ」と思う必要は、まったくありません。
自分のペースで打つこと。それがスマホとの上手な付き合い方の基本です。
まず知っておきたいこと
具体的な打ち方の前に、3つだけ知っておきたいことがあります。
入力する場所を押すとキーボードが出る
スマホで文字を打つときは、まず「文字を入れたい場所」を指で軽く押します。
たとえば、こんな場所です。
- LINEのメッセージを打つ欄
- 検索画面の入力欄
- メモ帳のページ
そこを押すと、画面の下のほうからキーボード(文字を打つためのボタンの一覧)が、にゅっと現れます。
これで、文字を打つ準備の完了です。
間違えても消して直せる
「間違って違う文字を打ってしまったら、どうしよう」と心配になるかもしれません。
でも、大丈夫です。
キーボードの中に、左向きの矢印で、×が付いているマーク(または「BS」「Back」と書かれたボタン)があります。
これを押すと、1文字ずつ消して直せます。
何度押しても大丈夫です。間違えたら消せばいい。これだけ知っていれば、安心して打ち始められます。
最初から速く打たなくてよい
これは何度でもお伝えしたい大事なことです。
速く打つ必要は、まったくありません。
1文字打って、画面を見て、間違っていなかったら次の文字を打つ。このペースで、何の問題もありません。
気構えず、ゆったりした気持ちで、画面と向き合ってみてください。
ひらがなを入力する基本
では、実際に文字を打ってみましょう。
まずは、いちばんよく使う「ひらがな」からご紹介します。
50音のキーを押して文字を出す
キーボードを開くと、画面に「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」といった、50音のキーが並んでいます。
たとえば「か」の文字を打ちたいときは、「か」のキーを軽く押せば、画面に「か」が表示されます。
「き」「く」「け」「こ」を打ちたいときは、「か」のキーを続けて何度か押すと、表示される文字が「か」→「き」→「く」→「け」→「こ」と変わっていきます。
これが「かな入力」と呼ばれる、最も基本的な打ち方です。
携帯電話の時代から続く打ち方なので、慣れている方も多いはずです。
小さい文字や「っ」の出し方に触れる
「ちょっと」の「ょ」のように、小さい文字を打つには、少しコツがあります。
多くのスマホでは、こんな方法で打てます。
- 大きい「よ」を1回押したあと、もう一度同じキーを押す
- または、キーボードに「大→小」のような切り替えボタンがあるので、それを使う
- 「っ」も同じく、「つ」を押したあとに小さくする操作で打てる
機種によって少し違いますが、「大きい文字を打ってから、小さくする」という流れは共通です。
最初は分からなくても、家族に見せながら教えてもらえば、すぐに覚えられます。
変換して漢字にする
ひらがなを打った後、そのひらがなを漢字に変えることを「変換」と言います。
たとえば「かんじ」と打つと、画面の上のほうに「漢字」「感じ」「幹事」など、いくつかの候補が並びます。
その中から、使いたい漢字を指で押すと、ひらがなが漢字に置き換わります。
変換しなくても、ひらがなのままで送って大丈夫です。
家族とのやり取りでは、ひらがなだけでも、ちゃんと意味は伝わります。
「漢字に変えなきゃ」と気構えず、慣れてきたら使ってみる、くらいの気持ちで十分です。
カタカナや数字を入力するには
ひらがな以外の文字も、簡単に打てます。
よく使うものをご紹介します。
カタカナへの変換
カタカナ(「コーヒー」「タオル」など)を打ちたいときは、ひらがなで打ったあとに変換するのがいちばん簡単です。
たとえば「こーひー」とひらがなで打つと、画面の上のほうに「コーヒー」という候補が出てきます。
それを押せば、ひらがながカタカナに置き換わります。
カタカナだけのキーボードに切り替える方法もありますが、最初はひらがな入力からの変換がいちばん覚えやすいです。
数字に切り替える
電話番号や日付などで数字を打ちたいときは、キーボードを「数字キーボード」に切り替えます。
キーボードのどこかに、「123」「数字」「1」などと書かれたボタンがあります。
そのボタンを押すと、画面の表示が数字のキーボードに変わって、0〜9の数字を打てるようになります。
もとのひらがなキーボードに戻りたいときは、再び切り替えのボタン(「ABC」や「あいう」など)を押せば戻れます。
記号の場所も少しだけ紹介
「、」「。」「!」「?」などの記号は、キーボードの中に専用のキーがあります。
多くの場合、こんな場所にあります。
- 「、。?!」のような複数の記号がまとまったキー
- 数字キーボードの中に並んでいる
- 「記号」というボタンを押して切り替える
機種によって場所は少しずつ違いますが、キーボードの中をゆっくり見回せば、必ず見つかります。
最初は、見つからなくて戸惑うかもしれませんが、何度か使ううちに慣れます。
入力でよくあるつまずき
文字入力に慣れるまでに、よくあるつまずきと、その対処法をご紹介します。
思った文字が出ない
「『あ』を打ちたいのに、『い』が出てしまった」というのは、よくあることです。
これは、同じキーを押す回数が違っただけです。
「あ」のキーは、1回押せば「あ」、2回押せば「い」、3回押せば「う」と変わります。
もし違う文字が出たら、消して、もう一度押し直すだけで大丈夫です。
慣れてくると、自然に正しい回数で押せるようになります。
変なところに文字が入った
気がついたら、文章の途中に変な文字が入っていることがあります。
これは、うっかり別の場所をタップして、入力位置がずれてしまったためです。
このときは、入れたい場所を指で軽く押し直してから、消したり打ち直したりしてください。
押した場所に、点滅する縦線(カーソル)が現れたら、そこから文字を打てる、という合図です。
消し方が分からない
「文字を消したいのに、どのボタンか分からない」という声もよく聞きます。
消すボタンは、キーボードの右側のあたりにあります。
「×が付いた左向きの矢印」のマークが目印です。
これを押せば、いちばん最後に打った1文字が消えます。
何度も押せば、その分だけ消せます。長押しすると、まとめてどんどん消えるので、消しすぎに注意してください。
こんな練習から始めると安心
初めて文字入力をするときは、いきなり長い文章ではなく、短くて簡単な文字から始めるのがおすすめです。
自分の名前を打ってみる
まずいちばん最初の練習は、自分の名前を打つことです。
誰の名前よりも、自分の名前は普段から書き慣れていますし、間違いに気づきやすいです。
ひらがなで打ってみる → 漢字に変換してみる、と段階的にやってみてください。
これができたら、文字入力の基本は身についた、と言って大丈夫です。
「こんにちは」を打ってみる
次は、「こんにちは」と打ってみましょう。
日常で使うあいさつなので、覚えておくと、メッセージを送るときにすぐ使えます。
「こ」「ん」「に」「ち」「は」、と1文字ずつ、ゆっくり打ってみてください。
打ち終わったら、画面で見直してみる。違っていたら、消して直す。
これだけの繰り返しで、文字入力はどんどん身近になります。
家族に1通送れたら大成功
「自分の名前」と「こんにちは」が打てるようになったら、その流れでLINEで家族にメッセージを送ってみるのがおすすめです。
「こんにちは。元気?」など、短い一言で十分です。
家族から返事が来たら、文字入力の最初の一歩は、立派に踏み出せています。
LINEの始め方や使い方は、こちらの記事をご覧ください。
ご家族の方へ
離れて暮らす親に、文字入力を教えるご家族へのお願いです。
速さより落ち着いて打てることを大事にする
つい、「もっと早く打てたら便利だよ」と言ってしまいたくなります。
でも、親にとっては、「速く打つ」ことより「ちゃんと打てる」ことのほうがずっと大事です。
1文字ずつでも、自分の力でメッセージを打てる。それは、親にとっては大きな自信です。
速さは、後から自然についてきます。それまでは、ゆっくりでも打てたことを、しっかり喜んであげてください。
一度にたくさん教えない
文字入力にはいろいろな機能がありますが、一度にたくさん教えると、親は混乱してしまいます。
1回の説明では、こんなふうに絞ってみてください。
- 1回目:ひらがなを打つ・消す
- 2回目:漢字に変換する
- 3回目:カタカナや数字に切り替える
- 4回目:記号を入れる
1回に1つだけ教える。これが、いちばん早く覚えてもらえる教え方です。
家族向けの教え方のコツは、イライラしない伝え方のコツにもまとめています。あわせてご覧ください。
最後に
スマホの文字入力は、最初はみんなむずかしく感じます。
でも、1文字ずつ、ゆっくり打てれば、それで十分です。
速く打てなくても、家族と連絡が取れて、調べたいことが調べられて、毎日の暮らしを楽しめます。
焦らずに、自分のペースで、少しずつ慣れていってください。
文字を打てるようになったら、家族とのやり取りがぐっと豊かになります。
LINEのメッセージや、写真の一言コメント、ビデオ通話の予約。「文字を打つこと」が、家族との時間を広げる大切な一歩になります。
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文字が打てるようになったら、ぜひ家族にLINEでメッセージを送ってみてください。「打てた」という自信が、もっと大きな喜びに変わります。
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