スマホで動画を撮るコツ|思い出をやさしく残す基本

お孫さんが歩き出した瞬間、ペットがふと振り向いたしぐさ、旅先で耳にした音。
写真ではうまく残せない「動き」や「声」を、そのまま思い出にできるのが動画の良さです。

「むずかしそう」「長く撮らなきゃいけないのかな」と感じる方も多いのですが、スマホでの動画撮影は、慣れてしまえば写真とほとんど同じ感覚です。
このページでは、シニア世代の方にも家族にも役立つ、やさしい動画の撮り方をご紹介します。

スマホの動画は、思い出をそのまま残せる

動画は「動きや声まで残せる思い出」です。写真と同じくらい気軽に撮ることができ、見返したときの楽しさはひとしおです。

写真とはちがう良さがある

写真は一瞬を切り取るもの。動画はその前後の表情や声まで残してくれるものです。
「あのときの笑い声」「孫が一生懸命お話ししているところ」など、写真では伝わらない雰囲気がそのまま残ります。

長く撮りすぎなくてよい

動画というと、何分も回し続けるイメージを持たれる方もいます。でも実は、10秒〜20秒くらいの短い動画のほうが、あとから見返しやすいものです。
最初から長く撮ろうとしなくて大丈夫です。短い動画をいくつか撮るくらいの気持ちで十分です。

まず知っておきたいこと

動画はカメラアプリで撮れることが多い

動画専用のアプリを入れる必要はありません。ふだん写真を撮っているカメラアプリの中に、動画モードが用意されていることがほとんどです。
新しいアプリを覚えなくてよいので、安心してください。

最初は短い動画で十分

最初の練習は、10秒くらいで構いません。庭の花、窓からの景色、テレビをつけている部屋の様子など、身の回りのものでまずは1本撮ってみるのがおすすめです。

音も一緒に入る

動画は映像と一緒にまわりの音も録音されます。これは動画ならではの良いところでもあり、少し気をつけたいところでもあります。
たとえば、撮りなから独り言を言うとそれも入りますし、テレビの音もそのまま残ります。あとで見返したときに「あ、こんな声も入ってたんだ」と気づくのも、動画の楽しいところです。

動画を撮る基本の流れ

機種によって細かい違いはありますが、流れはどのスマホでもよく似ています。

1. カメラアプリを開く

ホーム画面からカメラアプリを開きます。アプリの開き方が不安な方は、ホーム画面の見方とアプリの開き方を先に見ておくと安心です。

2. 動画モードに切り替える

カメラを開くと、画面の下や横に「写真」「ビデオ」「動画」といった切り替えのボタンが並んでいます。
「ビデオ」または「動画」を選びます。指で軽くタップするだけで切り替わります。

3. 赤いボタンで撮り始める

動画モードに切り替えると、シャッターボタンの色が赤い丸に変わります。これを1回だけ押すと、撮影が始まります。
押したまま指を離さないと…ということはありません。1回タップするだけで大丈夫です。

4. もう一度押して止める

撮影中は、画面に時間(00:05のような表示)が出ています。撮り終わりたいところで、もう一度同じボタンを押すと止まります。
止めた動画は、自動で写真と同じ場所に保存されます。あとからいつでも見返すことができます。

きれいに撮るためのコツ

少し気をつけるだけで、見返したときの印象がぐっと良くなります。

スマホを両手で持つ

動画は写真より、手のふるえが画面に出やすいものです。両手でしっかりスマホを持つだけで、ぐっと安定します。
ひじを体に軽くつけると、さらにぶれにくくなります。

ゆっくり動かす

気持ちが乗ってくると、つい左右にスマホを振りたくなります。でも動画では、ふだんよりゆっくり動かすくらいでちょうどよく見えます。
「少しゆっくりすぎるかな?」と感じるくらいが、見返すときには自然です。

まず数秒止めてから撮る

赤いボタンを押したあと、すぐに動かさず2〜3秒そのまま止めてから撮りはじめると、最初の場面が落ち着いて見えます。
止めるときも同じです。撮りたいものを写したあと、2〜3秒待ってからボタンを押すと、最後がきれいに収まります。

こんなときは焦らなくてよい

途中でぶれてしまった

多少のぶれは、誰が撮っても起こります。スマホが壊れたわけではありませんし、撮り直しができないわけでもありません。
気になるときは、もう1本撮り直せば大丈夫です。最初の1本がうまくいかなくても、自分を責めなくて構いません。

何分も撮ってしまった

気がついたら長く撮っていた、ということもよくあります。長すぎる動画は容量も使いますが、思い出として残すぶんには問題ありません。
慣れてきたら「短めに」を意識すれば十分です。

音がうまく入っていない気がする

風が強い日や、まわりがにぎやかな場所では、声が聞き取りにくく感じることがあります。これはスマホのせいではなく、自然なことです。
大切な声を残したいときは、少し静かな場所で、近くから撮ると聞き取りやすくなります。

ご家族の方へ

ここからは、親御さんに動画の撮り方を教えているご家族へのお話です。

最初は10秒くらいの短い動画で練習する

最初に何分もの動画を撮ろうとすると、操作にも気を使い、撮り終わるころには疲れてしまいます。
最初は「10秒だけ撮ってみよう」と声をかけてみてください。短ければ短いほど、「もう1本撮ってみようかな」という気持ちになりやすいものです。

教えるときは焦らせず、いつもどおりの口調で寄り添うのがコツです。教えるときに穏やかでいるためのコツもあわせてご覧ください。

撮れた動画を一緒に見返すと覚えやすい

撮ったあとに、その場で一緒に見返してみてください。「ここがぶれちゃったね」「声がよく入ってるね」と話すだけで、次の撮影のヒントが自然と頭に入ります。
そして、撮れた動画はLINEで写真・動画を送る方法を参考に、家族に送ってみるのもおすすめです。撮る楽しみと、送る楽しみがつながると、動画はぐっと身近になります。

最後に

動画は、写真にはない「動き」と「声」を残してくれる、やさしい思い出の道具です。
最初から長くきれいに撮ろうとしなくて大丈夫。10秒の短い動画でも、見返したときの嬉しさは変わりません。

今日いちど、お庭の様子でも、テレビを見ているご家族の横顔でも構いません。10秒だけ、動画を撮ってみてください。「あ、これでいいんだ」と思えたら、もうじゅうぶん撮れています。

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ご質問やご相談がある方は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

今日、まずは10秒だけ動画を撮ってみませんか。お庭の花でも、テレビを見ているご家族の横顔でも構いません。一度撮れると、思い出の残し方の幅がぐっと広がります。