「孫の写真を、もっときれいに撮りたい」
「散歩で見つけた花や、旅先の景色を、いい感じに残したい」
スマホのカメラは、ちょっとしたコツを知っているだけで、写真の出来栄えがぐっと変わります。
特別なカメラを買う必要も、難しい設定を覚える必要もありません。
この記事では、スマホで写真を上手に撮るためのコツを、やさしくご紹介します。
読み終わったら、ぜひ近くの花や、お部屋の窓辺で、1枚撮ってみてください。きっと「あ、なんだかいい感じ」と思える1枚になります。
スマホの写真は、ちょっとしたコツで見違える
具体的なコツの前に、まず知っておきたいことをお伝えします。
高いカメラでなくても大丈夫
「きれいな写真を撮るには、立派なカメラが必要なんでしょう?」と思われるかもしれません。
でも、実は今お使いのスマホで、十分にきれいな写真が撮れます。
最近のスマホのカメラは、ひと昔前の高級カメラに負けないくらい、よくできています。
大切なのは「いいカメラを使うこと」ではなく、「ちょっとしたコツを知ること」です。
家族や友人に「いい写真撮るね」と言わせる1枚は、今すぐにでも撮れるようになります。
まずは「明るさ」と「ぶれないこと」が大事
きれいな写真を撮るための、いちばん大事なポイントは2つだけです。
- 明るい場所で撮ること
- スマホがぶれないように撮ること
細かいテクニックはたくさんありますが、まずはこの2つを意識するだけで、写真の質が見違えるように変わります。
逆に言えば、暗い場所で慌てて撮ると、どんなにいいカメラでもぼやけた写真になってしまいます。
きれいに撮る前に知っておきたいこと
カメラを構える前に、3つだけ確認したいことがあります。
レンズが汚れていないか見る
意外と見落としがちなのが、カメラのレンズの汚れです。
スマホは、カバンに入れたり、手で持ったり、毎日たくさん触っているので、カメラのレンズの部分に指紋やほこりが付いていることがよくあります。
これに気づかないまま撮ると、なんだかぼんやりした写真になってしまいます。
スマホの背面(裏側)にある、小さな丸いガラスの部分が、カメラのレンズです。
撮る前に、柔らかい布や、メガネ拭きで、優しく拭いておきましょう。
これだけで、写真の鮮明さが見違えるほど良くなります。
慌てて押さず、一呼吸置く
「撮ろう!」と思った瞬間、急いでシャッターボタンを押してしまいがちです。
でも、慌てて押すと、ぶれた写真や、構えが定まっていない写真になってしまいます。
シャッターを押す前に、一呼吸おいて、画面に映っているものをよく見る。
この一瞬の余裕があるだけで、ずっといい写真になります。
最初は1枚ずつでよい
「失敗するかも」と思うと、何枚も連続で撮りたくなりますが、まずは1枚ずつ丁寧に撮ることから始めましょう。
1枚撮ったら、いったん画面で確認する。
もう少し明るくしたいな、もう少し近づきたいな、と思ったら、撮り直す。
こうした「ゆっくり撮る習慣」こそが、いい写真を残すいちばんの近道です。
きれいに撮るコツ
では、実際に撮るときに役立つ4つのコツをご紹介します。
全部を一度に意識する必要はありません。「これならできそう」と思ったものから試してみてください。
明るい場所で撮る
これがいちばん大事なコツです。
写真は、明るい場所で撮るほど、きれいに写ります。
暗い場所では、どうしてもぼやけたり、ざらついた感じの写真になってしまいます。
- 屋外なら、晴れた日の昼間がいちばん
- 家の中なら、窓際の自然な光がきれい
- 夜の部屋では、明るい照明の近くで撮る
「ちょっと暗いかな」と思ったら、明るい場所に移動するか、カーテンを開ける。
これだけで、写真の見え方が大きく変わります。
太陽を背にする
屋外で撮るとき、もう一つ覚えておきたいコツがあります。
それは、太陽を背にして撮ることです。
太陽がご自分の後ろ側にあると、撮りたいもの(花や景色や人)に、しっかり光が当たってきれいに写ります。
逆に、太陽に向かって撮ると、撮りたいものが暗く、影のようになってしまいます。
「光の向き」を意識するだけで、屋外の写真がぐっとプロっぽくなります。
被写体に少し近づく
「被写体(ひしゃたい)」とは、写真に撮りたいもののことです。
花や、孫の顔や、料理など、撮影の主役のことを指します。
シニアの方の写真でよくあるのが、主役が遠くて小さく写ってしまうということです。
撮りたいものに、思い切って1〜2歩近づいてから撮ると、ぐっと印象的な写真になります。
「これくらいなら写ってるかな」ではなく、「主役が画面の真ん中にちゃんと大きく入っているかな」を確認してみてください。
両手で持ってぶれを防ぐ
スマホを片手で持って撮ると、どうしてもぶれやすくなります。
特にズーム(画面を拡大して撮る機能)を使うときは、ぶれが大きく目立ちます。
撮るときは、両手でしっかりスマホを持つようにしてください。
脇を軽く締めて、ひじを体に近づけると、さらに安定します。
シャッターを押すときも、ぐっと押し込むのではなく、そっと触れるくらいのほうがぶれません。
人や料理や花を撮るときのコツ
撮りたいものによって、ちょっとした工夫があります。
よく撮るものについて、3つだけご紹介します。
顔は明るい方向を向く
家族や友人を撮るときは、顔に光が当たる向きを意識してください。
顔が窓のほうを向いていれば、自然な光で明るくきれいに写ります。
逆に、窓を背にして��盛り付けがきれいに写ります。
スマホを少し高い位置に構えて、お皿全体が画面に入るようにしてみてください。
レストランやカフェに行ったときも、この撮り方ができると、家族に「美味しそう!」と言ってもらえる写真が撮れます。
花は背景をすっきりさせる
庭の花や、散歩で見つけたきれいな花を撮るときは、背景に余計なものが映らないように気をつけると、ぐっと見栄えが良くなります。
- 後ろに置いてある物が映り込まない角度を探す
- 少し腰を落として、空が背景になる角度から撮る
- 近づいて、花だけを画面いっぱいに映す
背景がすっきりしているだけで、花の美しさが際立ちます。
こんなときは焦らなくてよい
写真がうまく撮れなくても、まったく心配いりません。
スマホ写真は、何度でも気軽に撮り直せるのが大きな魅力です。
失敗しても消せばよい
うまく撮れなかった写真は、あとから簡単に消せます。
写真を表示した状態で、画面のどこかにあるゴミ箱のマークを押せば、消すことができます。
失敗を残しておく必要はありません。
「フィルムの時代」のように、1枚ずつにお金がかかるわけではないので、気軽にどんどん撮ってみてください。
何枚か撮って一番いいものを残せばよい
慣れないうちは、同じ場面を何枚か撮って、後でいちばん気に入ったものを残すのもおすすめです。
3〜5枚くらい角度を変えて撮ってみて、一番きれいに撮れた1枚だけを残す。
それ以外は消せば、スマホの中もすっきりします。
プロの写真家も、たくさん撮った中から1枚を選んでいます。何枚も撮ることは、まったく恥ずかしいことではありません。
最初から完璧を目指さなくてよい
「上手な写真を撮らなきゃ」と気負う必要はありません。
写真でいちばん大切なのは、その瞬間をその場で残せたことです。
完璧でなくても、その日の空、その日の食卓、その日の家族の表情は、後から振り返ったとき、かけがえのない1枚になります。
「いい瞬間だな」と思ったら、まず撮る。それだけで十分です。
ご家族の方へ
離れて暮らす親が、写真を撮って送ってくれるようになったとき、家族として意識してほしいことがあります。
上手さより「撮って送ってくれたこと」を喜ぶ
親から届いた写真が、ピントが少し甘かったり、ちょっと傾いていたりすることもあります。
そんなときも、「撮り方が下手だね」と指摘するのは禁物です。
代わりに、こう言ってあげてください。
- 「ありがとう、きれいに撮れてるね」
- 「この花、見たことなかったよ」
- 「お父さん(お母さん)が撮った写真、好きだな」
親にとって、写真を撮って送ることは、新しい挑戦です。
その挑戦に、まず「うれしい」と返事をすることが、何より大切です。
小さなコツを1つずつ伝える
「もうちょっとうまく撮ってよ」ではなく、「次はこうしてみると、もっといい感じだよ」と前向きに伝えるのがコツです。
たとえば、こんな伝え方があ�
親にとって、写真を撮って送ることは、新しい挑戦です。
その挑戦に、まず「うれしい」と返事をすることが、何より大切です。
小さなコツを1つずつ伝える
「もうちょっとうまく撮ってよ」ではなく、「次はこうしてみると、もっといい感じだよ」と前向きに伝えるのがコツです。
たとえば、こんな伝え方があります。
- 「今度は窓際で撮ってみると、明るくなるかも」
- 「ちょっと近づいて撮ってみて」
- 「両手で持って撮ると、ぶれないよ」
1回に1つのコツだけを伝えるのが、覚えてもらいやすいコツです。
たくさん伝えると、混乱して撮るのが嫌になってしまいます。
親への接し方のコツは、イライラしない伝え方のコツにもまとめています。あわせてご覧ください。
最後に
スマホで写真を撮るのは、特別な技術が必要なことではありません。
- レンズをきれいに拭く
- 明るい場所で撮る
- 両手で持って、ゆっくり撮る
- 失敗しても気にしない
これだけで、家族が「いい写真だね」と喜んでくれる1枚が、きっと撮れるようになります。
そして、撮ったその1枚は、ぜひLINEで家族に送ってみてください。
「撮る → 送る」が、毎日の暮らしの中の小さな楽しみになります。
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