「さっき撮ったはずの写真が見当たらない」
「孫の写真が、いつの間にかなくなっている」
こうしたとき、「消えてしまったのかも」「壊れたのかも」と心配になってしまいます。
でも、ほとんどの場合、写真は消えていません。ただ、保存されている場所が変わっているだけです。
この記事では、写真が見つからないときに確認したいところを、上から順番にやさしくまとめました。
あわてず、ひとつずつ見ていけば大丈夫です。
写真が見つからないとき、まず知っておきたいこと
具体的な手順に入る前に、知っておくと気持ちが楽になることをお伝えします。
消えたとは限らない
「写真がない」と聞くと、消えてしまったと思ってしまいます。
でも、自分で削除のボタンを何度も押さない限り、写真が突然消えることはほとんどありません。
多くの場合は、「いつもと違う場所に入っている」だけです。
スマホには写真を保存する場所がいくつかあって、撮った状況によって入る場所が変わることがあるのです。
「直せるものだ」と思って読み進めてください。
保存場所が変わっていることが多い
たとえば、自分でカメラで撮った写真と、LINEで送られてきた写真は、別の場所に保存されていることがあります。
画面に映したものを記録する「スクリーンショット」も、別のアルバムに分けられていることがよくあります。
こうした保存場所の違いを知っておくと、「あれ、見当たらないな」と思ったときに、どこを探せばいいかが分かるようになります。
この記事も、確認しやすい順に並べていますので、上からひとつずつ試してみてください。
最初に確認したいこと
まずは、いちばん見落としやすい3つの場所から見ていきます。
ここで見つかることが多いので、まずはこの3つだけ試してみてください。
最近の項目を見てみる
「写真」アプリ(iPhone)や「ギャラリー」「フォト」アプリ(Android)を開いてください。
画面の下のほうに、「ライブラリ」「すべての写真」「最近の項目」といったボタンがあります。
ここを開くと、撮った日付の新しい順に、すべての写真が並びます。
「あれ、ない」と思っても、ここにスクロールしていくと、ちゃんとあることがほとんどです。
画面を上下にすべらせて、撮った日付のあたりまで戻ってみてください。
アルバムが分かれていないか確認する
写真アプリの中には、「アルバム」という分類の機能があります。
これは、写真を種類ごとにまとめて表示してくれる便利な仕組みです。
アルバムの中には、こんな分け方があります。
- カメラで撮った写真
- スクリーンショット(画面の写真)
- 動画
- 自撮り(セルフィー)
- LINEなどのアプリから保存した写真
「全部の写真」を見ているつもりで、特定のアルバムだけを見ていることがあります。
画面の下にある「アルバム」ボタンを開いて、いろいろなアルバムを見てみてください。意外な場所で写真が見つかることがあります。
ゴミ箱や削除済みを確認する
もし「うっかり消してしまったかも」と心配なときは、ゴミ箱を見てみてください。
iPhoneでは「アルバム」の中に「最近削除した項目」、Androidでは「ギャラリー」の中に「ゴミ箱」「ごみ箱」といった項目があります。
削除した写真は、すぐには本当に消えません。30日ほどはここに残っているので、間違えて消した場合でも戻せます。
ゴミ箱の中で写真を見つけたら、その写真を選んで「復元」「元に戻す」を押すと、元の場所に戻ります。
よくある原因を順番に見る
最初の3つで見つからなかったときは、もう少し詳しく原因を見ていきます。
撮れていなかったのではなく、別の場所にある
「撮ったはずなのにない」と感じるときの多くは、撮れていなかったのではなく、別の場所に入っているだけです。
たとえば、こんなケースがあります。
- カメラのモードが「動画」になっていて、写真ではなく動画として保存されていた
- シャッターを押したつもりが、別のボタンを押していた
- 連写で何枚も撮ったため、似た写真がまとまって表示されている
「動画」アルバムも見てみると、撮った覚えのある場面が動画で保存されていることがあります。
LINEやメールで受け取った写真は別に分かれていることがある
家族から送られてきた写真は、自分のスマホで撮った写真と別の場所に保存されていることがあります。
たとえば、LINEで送られた写真は、最初はLINEの中にだけあります。
スマホ全体の写真アプリに残しておきたいときは、その写真を開いて、「保存」「ダウンロード」のボタンを押す必要があります。
「孫の写真が見当たらない」というときは、もう一度LINEのトーク画面に戻って、写真を保存し直すと解決することが多いです。
クラウドや共有アルバムに入っていることがある
「クラウド」とは、写真をスマホの中ではなく、インターネット上に預けて保管する仕組みのことです。
iPhoneの「iCloud」や、Androidの「Googleフォト」がこれにあたります。
これらが設定されていると、撮った写真が自動でインターネット上に預けられて、スマホ本体からは見えづらくなることがあります。
また、家族で共有している「共有アルバム」に入っている写真は、また別の場所で表示されます。
使っていることに気づいていない方も多いので、写真アプリの中を一通り探してみるのがおすすめです。
検索や並び替えも試す
場所を探しても見つからないときは、別の方法で探してみましょう。
今のスマホには、写真を探すための便利な機能がいくつもあります。
日付でさかのぼる
「いつ撮ったか」がだいたい分かっていれば、その日付のあたりまでスクロールするのが早道です。
写真アプリの右側にある日付の表示や、画面の上のほうの「年」「月」をたどっていくと、過去の写真にすぐ移動できます。
1年前、2年前の写真もすぐにたどれます。
人や場所で探せることがある
最近のスマホは、写真に映っている人の顔や、撮影した場所で写真を探せるようになっています。
写真アプリの中に、「ピープル」「人物」「場所」「マップ」といった項目があれば、ぜひ開いてみてください。
- 「お孫さんの顔だけが映った写真の一覧」
- 「ご自宅で撮った写真の一覧」
- 「旅行先の写真の一覧」
こんなふうに、まとまって表示されます。
「あの旅行のときの写真」と思い出せれば、その場所から一気に絞り込めます。
スクリーンショットとカメラ写真が分かれている場合がある
「スクリーンショット」とは、スマホの画面そのものを写真として保存したもののことです。
電車の経路や、誰かのLINEメッセージを記録しておくときによく使います。
このスクリーンショットは、カメラで撮った写真と別のアルバムに分けられていることがあります。
「保存したはずの画面が見つからない」というときは、「スクリーンショット」アルバムを開いてみてください。
逆に、孫の写真を探していてスクリーンショットの中にたくさんのよく分からない画面が並んでいたら、そのアルバムは見ないで他を探すのが早道です。
それでも見つからないとき
ここまで試しても見つからないときは、視点を少し変えて確認してみましょう。
家族に送っていないか確認する
意外とよくあるのが、「自分のスマホからは消したけれど、家族に送ってあった」というケースです。
LINEで誰かに送った写真は、トーク画面をさかのぼれば、もう一度見ることができます。
送った相手の画面にも残っているので、「あの写真をもう一度送って」とお願いすれば、戻ってくることがあります。
大切な写真ほど、家族に送っているものです。一度、LINEのトーク画面を見直してみてください。
バックアップやクラウドを確認する
iPhoneの「iCloud」や、Androidの「Googleフォト」を使っていれば、スマホ本体から消えても、インターネット上に写真が残っていることがあります。
「Googleフォト」のアプリを開いてみると、何年も前の写真までさかのぼって見られることがあります。
ご自身で設定した記憶がなくても、スマホを買ったときに最初から有効になっている場合もあります。一度開いてみる価値はあります。
家族やショップに相談する
大切な写真がどうしても見つからないときは、無理せずだれかに相談してください。
- 離れて暮らすご家族に、電話やLINEで状況を伝える
- ご契約の携帯電話会社のショップに行く
- 家電量販店のスマホ相談窓口を利用する
「ここまで試してみたけれど見つからない」と伝えれば、相談される側もスムーズに対応できます。
この記事を見せながら相談していただいて、もちろん大丈夫です。
ご家族の方へ
離れて暮らすご家族の方が、親御さんから「写真がない」と相談されたときに役立つ伝え方です。
親に確認してもらう順番
電話で説明するときは、上の項目をそのまま順番に伝えてあげてください。
特に、最初の3つで見つかることが多いので、まずはここから。
- 1. 写真アプリを開いて、「最近の項目」「すべての写真」を一番上から見てもらう
- 2. 画面の下の「アルバム」を開いて、いろいろなアルバムを見てもらう
- 3. 「最近削除した項目」「ゴミ箱」を見てもらう
「ここまでやってみて、どうかな?」と、ひとつずつ確認しながら進めると、親も落ち着いて操作できます。
一緒に探すときのコツ
言葉だけで伝わりにくいときは、こんな工夫が役立ちます。
- LINEのビデオ通話で、親のスマホ画面をこちらに見せてもらう
- 「いつごろ撮った写真?」「どこで撮った?」と聞いて、日付や場所から絞る
- 「お父さん(お母さん)に送ってもらった写真なら、私のスマホにも残っているかも」と確認する
大切な写真であればあるほど、親は焦ってしまいます。
「大丈夫、一緒に探そう」のひと言だけで、親はずいぶん落ち着けます。
親に教えるときの考え方は、家族で支えるスマホのページにもまとめています。
最後に
写真が見つからないとき、原因はほとんどの場合、「消えた」のではなく「別の場所にある」です。
落ち着いて順番に確認していけば、たいていの写真は見つかります。
大切な写真ほど、見つからないと不安になるものです。
そんなときは一人で抱え込まず、ご家族や、ショップの方に「ここまで試してみました」と伝えてみてください。
他のスマホの困りごとは、こちらのページにまとめています。あわせてご覧ください。
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