アプリを入れるときに気をつけること|安全に新しいアプリと出会うために

「テレビで紹介されていたアプリ、入れてみたいな」
「友人から『これ便利だよ』とすすめられたけど、大丈夫かな」

新しいアプリを入れたいと思っても、「変なものだったらどうしよう」と不安になることがあります。
でも、少しの見分け方さえ知っておけば、安心して新しい便利を手に入れられます

この記事では、アプリを入れるときに気をつけたいことを、やさしくまとめました。
「危ないからやめよう」ではなく、「安全に、楽しく使うための見分け方」をお伝えします。

アプリを入れる前に知っておきたいこと

具体的な見分け方の前に、知っておくと気持ちが楽になることをお伝えします。

アプリは便利だが、入れ方に注意が必要

アプリは、スマホをもっと便利にしてくれる「道具」のようなものです。
天気を調べる、地図を見る、家族と連絡をする、写真を整理する。アプリのおかげで、こうしたことが手軽にできるようになります。

ただし、世の中にはたくさんのアプリがあって、中にはあまり良くないものも混ざっています
だからこそ、入れる前に「これは大丈夫かな」と少し確認する習慣が大切になります。

とはいえ、正しい場所から、正しい確認をしてから入れれば、ほとんどの場合は安心です。
気構えすぎず、でも油断もせず、というくらいの気持ちで読み進めてください。

すぐに入れず、一度見るだけでも大丈夫

気になるアプリを見つけたとき、すぐに入れる必要はありません

「どんなアプリなのか、ちょっと見てみる」
「家族に聞いてから決めよう」
「家族に帰ってWi-Fiで確認してから」

こんなふうに、一度立ち止まって考えるのは、とても良い習慣です。
焦って入れてしまうより、ゆっくり確認するほうが、ずっと安全に使えます。

どこから入れるのが安全か

アプリを入れるときに、いちばん大切なのが「「どこから入れるか」です。
ここを間違えなければ、トラブルの大半は防げます。

iPhone は App Store

iPhoneをお使いの方は、「App Store(アップストア)」というアプリから入れてください。
青い四角の中に、白い「A」のような形が描かれたマークが目印です。

このApp Storeに並んでいるアプリは、Apple(アップル)という会社が事前に確認したものだけです。
だから、ここから入れる限り、ほとんどのアプリは安心して使えます。

Android は Google Play

Android(アンドロイド)のスマホをお使いの方は、「Google Play(グーグルプレイ)」というアプリから入れてください。
カラフルな三角形のマークが目印です。「Playストア」と呼ばれることもあります。

こちらも、Google(グーグル)という会社が確認したアプリが並んでいます。
基本的に、ここから入れれば安心です。

それ以外の場所からは基本入れない

これがいちばん大切なポイントです。

App StoreやGoogle Play以外の場所から、アプリを入れないでください

たとえば、こんな場面では絶対に入れないようにしてください。

  • あやしいホームページの「ここをタップしてアプリを入れてください」というボタン
  • SMSやメールに送られてきたリンクからの誘導
  • 「ウイルスに感染しました」という警告画面からの誘導
  • 知らない人から送られてきたファイル

こうした場所から入れたアプリは、スマホの中身を勝手に見られたり、お金を取られたりする原因になります。
新しいアプリを入れるときは、必ずご自分でApp StoreやGoogle Playを開いて、そこから探すようにしてください。

入れる前に確認したいこと

App StoreやGoogle Playの中で見つけたアプリでも、入れる前にちょっとだけ確認したい点があります。
3つだけ覚えておけば十分です。

アプリの名前が本物らしいか

有名なアプリには、名前を真似した「そっくりさん」が出回っていることがあります。

たとえば、本物のLINEを探しているのに、「LINE Free」「LINE Plus」など、似た名前のアプリが並んでいることがあります。
こうしたそっくりさんは、本物より目立つ位置に表示されていることもあるので、注意が必要です。

本物かどうかは、後でお伝えする「提供元」を見れば、ほとんど見分けられます。

提供元(作った会社・団体)を見る

アプリの紹介ページには、必ず「提供元」「販売元」「開発者」といった項目があります。
これは、そのアプリを作った会社や団体の名前です。

たとえば、本物のLINEなら「LINE Corporation」、本物のYouTubeなら「Google LLC」というように、誰もが知っている会社の名前が書かれています。

  • 聞いたことのある会社の名前か
  • そのアプリにふさわしい会社かどうか
  • 個人名や、見たことのない会社が作っていないか

銀行のアプリなのに、銀行と関係ない名前の会社が作っていたら、それは偽物の可能性が高いです。
「誰が作ったのか」を見るだけで、ほとんどのニセモノは見抜けます

レビューや評価をざっと見る

アプリの紹介ページには、星の数(評価)や、使った人の感想(レビュー)が並んでいます。
これも、判断の助けになります。

とはいえ、「評価が高い=絶対に安全」とは言い切れません
評価をお金で買って、見せかけだけ良くしているアプリもあります。

見るときのポイントはこちらです。

  • レビューの数が極端に少ないアプリは、慎重に
  • 「神アプリ!」「最高!」など、短く似たような感想ばかりが並んでいたら、念のため疑う
  • 具体的な使い方や、使い心地に触れた感想がいくつかあれば、信頼できることが多い

「全部のレビューを読む」必要はありません。ざっと眺めて、不自然さがないかを感じるくらいで十分です。

こんなアプリは少し慎重に

App StoreやGoogle Playの中にも、できれば入れないほうがよいアプリがあります。
特徴を知っておきましょう。

広告ばかり出るもの

無料のアプリには、広告が表示されるものがあります。
これ自体は普通のことですが、「使うたびに大きな広告が画面いっぱいに出る」「閉じるボタンがすぐ見つからない」といった作りのアプリは、避けたほうが無難です。

こうしたアプリは、間違って広告を押してしまって、別のあやしいページに連れていかれることがあります。
レビューに「広告がしつこい」「広告ばかり」と書かれているアプリは、入れる前に少し慎重になってください。

必要以上の許可を求めるもの

アプリを最初に開くと、「カメラへのアクセスを許可しますか?」「連絡先へのアクセスを許可しますか?」といったメッセージが出ることがあります。

これは、「アプリがスマホの中の機能を使っていいですか?」と聞かれているものです。
必要なものなら「許可」を押せばよいのですが、そのアプリの目的に合わない許可を求めてくる場合は注意が必要です。

たとえば、こんな場合は慎重に考えてください。

  • ただの計算機アプリなのに、連絡先や写真にアクセスしたがる
  • 懐中電灯のアプリなのに、位置情報を知りたがる
  • パズルゲームなのに、マイクを使いたがる

「なぜこの許可が必要なんだろう?」と疑問に思ったら、許可せずに、いったん閉じるのが安全です。

名前が似ていて紛らわしいもの

先ほど少し触れた「そっくりさんアプリ」のことです。

本物そっくりのマーク、本物そっくりの名前で並んでいるけれど、よく見ると微妙に違う。
こうしたアプリは、本物のふりをして、こちらの情報を抜き取ろうとしている場合があります。

「あれ、なんとなく違う気がするな」と感じたら、その感覚を大事にしてください
迷ったときは、家族に「これ、本物だと思う?」と聞いてから入れても遅くありません。

入れたあとに気をつけたいこと

アプリを入れたあとも、いくつか覚えておきたい習慣があります。

開かなくなったら消してよい

アプリは、入れたら一生使わなければいけないものではありません。

「最近開いていないな」
「思ったより使わなかったな」

そう感じたら、そのアプリは消して大丈夫です。
スマホの中身がすっきりして、動作も軽くなります。

消しても、また必要になったら、いつでもApp StoreやGoogle Playから入れ直せます。

不要なアプリは残しすぎない

アプリをたくさん入れたままにしておくと、スマホの中の容量が足りなくなったり、動きが重くなったりします。

3か月、半年と使っていないアプリは、思い切って消してしまうのがおすすめです。
「いつか使うかも」と残したアプリのほとんどは、実は使う日がやってきません。

課金の表示が出たらすぐ進めない

アプリを使っているときに、「○○円のお支払いが必要です」「年会費を払えばすべての機能が使えます」といった画面が出ることがあります。

こうした画面が出たら、すぐに「OK」や「購入」を押さないでください
焦らず、本当に必要かどうかを考えてから決めるのが大切です。

判断に迷うときは、いったんアプリを閉じて、家族に相談してから決めてください。
「あとで決めよう」と画面を閉じるだけで、ほとんどの場合は問題ありません。

ご家族の方へ

離れて暮らすご家族の方が、親のアプリ選びをサポートするときに役立つことです。

最初は一緒に確認するのがおすすめ

親が「このアプリ、入れてみたいんだけど」と相談してきたとき、その場で「いいよ」「ダメ」と決めず、一緒に画面を見るのがおすすめです。

LINEのビデオ通話で画面を見せてもらえば、離れていても一緒に確認できます。

  • 提供元(作った会社)の名前を一緒に見る
  • レビューをざっと一緒に眺める
  • 「これは大丈夫そうだね」と、判断の理由を伝える

「なぜ大丈夫なのか」を一緒に確認すると、親も次から自分で判断しやすくなります。
何度かこのやり取りをするうちに、親自身でも見分けられるようになっていきます。

「危ないからダメ」ではなく見分け方を伝える

つい、「変なアプリ入れちゃダメだよ」と言ってしまいがちです。
でも、これでは親は、「便利かもしれないアプリも、入れていいか分からない」と萎縮してしまいます。

大切なのは、禁止することではなく、「こうやって見れば、安心なものか分かるよ」と教えてあげることです。

家族向けの記事は、家族で支えるスマホのページにまとめています。あわせてご覧ください。

最後に

アプリは、上手に選べば、毎日の暮らしをぐっと豊かにしてくれる便利な道具です。

大切なのは、「App Store か Google Play から入れる」
「提供元の会社の名前を確認する」
「迷ったら家族に相談する」

この3つを覚えておくことです。

これさえ守っていれば、新しいアプリと出会う楽しみを、安心して味わえます。

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