「カフェに来たら、無料のWi-Fiが使えるって書いてある」
「駅や病院で『フリーWi-Fi』のマークを見かけた」
こうした「公衆Wi-Fi(こうしゅうわいふぁい)」は、外出先で便利に使える仕組みですが、使い方によっては気をつけたい場面もあります。
この記事では、公衆Wi-Fiを安全に使うために知っておきたいことを、やさしくまとめました。
「全部危険」というわけではありません。使ってよい場面と、避けたい場面を分けて知っておく。それだけで、ぐっと安心して使えるようになります。
公衆Wi-Fi とは
まずは、公衆Wi-Fiとは何かを知っておきましょう。
お店や駅、病院などで使える無料のWi-Fi
公衆Wi-Fiとは、お店や公共の場所で、誰でも無料で使えるインターネットの仕組みのことです。
こんな場所でよく見かけます。
- カフェやレストラン
- ホテルや旅館
- 駅や空港
- 病院や役所
- 大型のショッピングセンター
- コンビニエンスストア
「Free Wi-Fi」「○○_Free」「FREE_SPOT」といった文字や、波のようなマークが目印です。
ご自分のスマホの通信を使わずにインターネットができるので、データ容量を気にせず使えるのが便利なところです。
便利だが、注意したい場面もある
とても便利な仕組みですが、ご自宅のWi-Fiと違って、誰でも使える分、少しだけ注意が必要です。
たとえるなら、自宅のWi-Fiは「家の中で家族としか話さない場所」。
公衆Wi-Fiは「カフェの中で大きな声で話す場所」のようなものです。
普通の話なら気にしなくて大丈夫ですが、銀行の暗証番号やカード番号を声に出して話すのは避けたいですよね。
公衆Wi-Fiも、これと同じように考えると分かりやすいです。
どんなときに気をつけるのか
公衆Wi-Fiを使うとき、特に気をつけたい場面を見ていきましょう。
これを知っておくと、何でもかんでも怖がらずに済みます。
銀行や買い物の手続き
銀行のアプリでお金を動かしたり、ネット通販でお買い物をしたりするときは、公衆Wi-Fiを使わないのが安心です。
お金に関わる操作は、できるだけ家のWi-Fiか、ご自分のスマホの通信(モバイル通信)で行うことをおすすめします。
パスワードや個人情報を入れるとき
こんな入力をするときも、公衆Wi-Fiは避けたほうが安心です。
- 会員サイトのパスワード
- クレジットカードの番号
- マイナンバー関連の手続き
- 住所や生年月日など、個人情報の登録
大切な情報の入力は、家のWi-Fi か、自分のスマホの通信に切り替えてから行うようにしてください。
重要な連絡をするとき
家族や仕事先に大事な連絡をするときも、できれば自分のスマホの通信を使うほうが安心です。
普通のLINEのやり取りや、孫の写真を送るくらいなら、公衆Wi-Fiでも気にしすぎなくて大丈夫です。
ただし、口座番号や個人情報をメッセージで送るときは、公衆Wi-Fiを避けるようにしてください。
安全に使うための基本
公衆Wi-Fiを使うときに、ぜひ覚えておきたい3つの基本があります。
これだけ守っていれば、ずいぶん安心して使えます。
本当にそのお店のWi-Fi か確認する
これがいちばん大切です。
カフェに入ってWi-Fiを選ぶとき、似たような名前のWi-Fiが2つ、3つ出てくることがあります。
中には、お店のものではない、あやしいWi-Fiが混ざっていることもあります。
たとえば、こんなふうに紛らわしい名前で出てくることがあります。
- 本物:「STARBUCKS_Wi-Fi」
- 偽物:「Starbucks_Free」「STARBUCKS-WIFI」
選ぶときは、お店の人に「Wi-Fi の名前は何ですか」と直接聞くのが一番確実です。
レジの近くやテーブルに、Wi-Fiの名前とパスワードが書かれた紙が貼られていることもあります。
少しの確認で、被害をぐっと減らせます。
使わないときは切る
用が済んだら、Wi-Fiの接続を切る習慣をつけましょう。
つけっぱなしにしておくと、次にその場所に行ったときに自動でつながってしまったり、似た名前のあやしいWi-Fiに勝手につながってしまうことがあります。
切り方は簡単です。
画面の上から指を下にすべらせて出てくるメニューに、扇のような形のマーク(Wi-Fiのマーク)があります。
これに色がついていたら、Wi-Fiがつながっている状態です。マークを押すと、切ることができます。
外出から帰ったら、Wi-Fiを切る。これだけで、ずいぶん安心です。
大事な操作はモバイル通信に切り替える
「モバイル通信」とは、ご自分のスマホ自体の電波を使った通信のことです。
公衆Wi-Fiを使わずに、スマホ本体の通信でインターネットを使う、ということです。
こちらは、ご契約の携帯電話会社の電波で通信するため、公衆Wi-Fiよりずっと安全です。
銀行や買い物など大事な操作をするときは、一度Wi-Fiを切ってから、モバイル通信に切り替えて行うようにしてください。
Wi-Fiを切れば、自然にモバイル通信に切り替わります。
つないでもよい場面
「全部避ける」ではなく、安心してつないでよい場面もあります。
公衆Wi-Fiは、上手に使えばとても便利な仕組みです。
ニュースを見る
新聞アプリやニュースサイトを見るのは、公衆Wi-Fiでも問題ありません。
個人情報を入れることもないので、気にせず使ってください。
地図を見る
旅行中に地図を開いて、行きたい場所を調べるのも、公衆Wi-Fiで大丈夫です。
データ容量を気にせず使えるので、地図のように情報量が多いものを見るときに、特に便利です。
動画や調べものをする
YouTubeなどで動画を見たり、料理のレシピを調べたり、行きたいお店を検索したり。
こうした使い方なら、公衆Wi-Fiで何の問題もありません。
むしろ、データ容量をたくさん使う動画を見るときは、公衆Wi-Fiを使ったほうが、月のスマホ料金を節約できます。
つながない方がよい場面
逆に、できれば公衆Wi-Fiを使わないほうがよい場面をまとめます。
こうした場面では、一度Wi-Fiを切って、モバイル通信に切り替えてから操作してください。
銀行のログイン
銀行のアプリでログインしたり、お金を動かしたりするときは、公衆Wi-Fiは避けてください。
家に帰ってから操作するのが、いちばん安心です。
急ぐ用事のときは、Wi-Fiを切って、モバイル通信に切り替えて行ってください。
クレジットカード情報の入力
ネット通販でお買い物をして、カード番号を入力する場面もあります。
こうした入力も、公衆Wi-Fiでは避けたほうが安心です。
とくに旅先で「あ、これ買おう」と思ったときは、いったんWi-Fiを切ってから操作してください。
お得な商品を見つけたなら、家に帰ってから注文しても遅くはありません。
住所や個人情報を入れる手続き
役所や病院の予約、会員登録など、住所や生年月日を入力するような手続きも、公衆Wi-Fiでは避けてください。
大切な情報は、家のWi-Fiか、モバイル通信で入力する。
これを習慣にしておけば、安心です。
ご家族の方へ
離れて暮らすご家族の方にも、ぜひ知っておいていただきたいことをまとめます。
親に伝えるときの言い方
「公衆Wi-Fiは危ないから使うな」と言ってしまうと、親はせっかくの便利な仕組みを使えなくなってしまいます。
代わりに、こんな伝え方を試してみてください。
- 「動画を見るときや、地図を見るときは、お店のWi-Fi使っていいよ」
- 「銀行とかカード番号を入れるときだけ、Wi-Fiを切ってからにしてね」
- 「使い終わったら、Wi-Fiを刋る癖をつけるといいよ」
禁止するのではなく、「使っていい場面」と「避けたい場面」を分けて伝えるのがコツです。
一緒に確認しておきたい設定
帰省のときや、ビデオ通話のついでに、次のことを一緒に確認しておくと安心です。
- Wi-Fiの切り方を一緒におさらいする
- 「自動でつながる設定」を、よく分からないWi-Fiについてはオフにしておく
- 銀行のアプリやカード会社のアプリを使うときの「お約束」を決めておく
「困ったらWi-Fiを切る」という習慣を一緒に作っておけば、外出先でも安心です。
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最後に
公衆Wi-Fiは、上手に使えばとても便利な仕組みです。
「全部危険」と思って避ける必要はありません。
大切なのは、「お金や個人情報の入力は、Wi-Fiを切ってから」
「使わないときはWi-Fiを切る」
「本当にお店のWi-Fiか確認する」
この3つを覚えておくことです。
これだけ守っていれば、外出先でも安心してスマホを楽しめます。
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