「あれ、自分が送った覚えのないメッセージが、友だちに届いているらしい」
「友だちから『変なメッセージが来たけど、大丈夫?』と連絡が来た」
そんな出来事があると、誰でもドキッとしてしまうものです。でも、あわてなくて大丈夫です。
この記事では、LINEが乗っ取られたかもしれないと感じたときに、まず確認することと、順番に進める対処方法を、できるだけやさしい言葉でまとめました。
ひとりで判断せず、ご家族と一緒に進めれば、被害は最小限に止められます。
あわてなくて大丈夫です
「乗っ取られたかも」と感じた時点で、大半の被害は防げます。最初に、以下の4つだけを守ってください。
- 怪しいリンクを押さない
- パスワードや暗証番号をその場で入力しない
- 知らない電話番号にかけ直さない
- 家族や信頼できる人に相談する
あとは、この記事の順番通りに確認していきましょう。
LINE乗っ取りとは?
どんなことが起きるのか
LINE乗っ取りとは、ほかの人があなたのLINEアカウントに勝手にログインし、友だちにメッセージを送ったり、写真を見たりできてしまう状態のことです。
多くの場合、勝手に送られるメッセージは「お金を貸して」「これをクリックして」のような、友だちを巻き込もうとする内容です。
親世代でも、誰でも起こりうるもの
「自分は大丈夫」と思っていても、誰にでも起こりうるのが、LINE乗っ取りです。特に、別のサービスと同じパスワードを使っていたり、怪しいメールやSMSをうっかりクリックしてしまったりすると、起きやすくなります。
こんな症状はありませんか?
以下のようなサインがあると、乗っ取られている可能性があります。
友だちから「変なメッセージが届いたよ」と連絡が来た
これが、もっとも分かりやすいサインです。複数の友だちから同じような連絡が来た場合は、ほぼ間違いなく乗っ取られています。
自分が送った覚えのないメッセージが履歴にある
LINEを開いて、自分が送信した覚えのないメッセージがあれば、第三者が勝手にログインしている可能性があります。
突然ログインできなくなった、または別の端末でログイン通知が来た
「パスワードが違います」と表示されたり、強制的にログアウトされたりしたら、誰かがあなたのアカウントのパスワードを変更してしまった可能性があります。
身に覚えのない端末でのログイン通知が届いた
LINEから「新しい端末からログインされました」というメッセージが、見覚えのない時間や場所で届いた場合も注意してください。
まず確認したいこと
あわてず、順番に確認していきましょう。
① 友だちに送ったメッセージを見直す
LINEのトーク一覧を開いて、最近自分が送ったメッセージをひとつずつ見てください。覚えのないメッセージが見つかれば、それは乗っ取りの可能性が高いです。
② 「他の端末からのログイン」を確認する
LINEの「設定」(歯車のマーク)を開き、「アカウント」→「ログイン中の端末」の順で進みます。
ここに、自分が使っていない端末(パソコン、別のスマホ、見覚えのない端末名)があれば、すぐに「ログアウト」してください。
③ ログイン通知をオンにする
同じ「設定」→「アカウント」のなかに、「ログイン許可」「ログイン通知」の項目があります。これをオンにしておくと、次に誰かがログインしようとしたとき、通知で気づけます。
やってはいけないこと
「あわてて操作したら、もっと悪くなった」というご相談もよくあります。以下のことは、絶対にしないでください。
「アカウントが停止されました」というメッセージのリンクは押さない
LINEを装って「アカウントを復旧してください」「停止解除はこちら」のようなメッセージがSMSやメールで届くことがありますが、その多くは詐欺です。詐欺SMSの見分け方は詐欺SMSの見分け方にまとめています。
不安からLINEアプリをいきなり削除しない
削除すると、トーク履歴や友だちリストが消えてしまう場合があります。まずは家族に相談してから、次の手順を決めましょう。
不審な指示通りに操作しない
「画面を共有してください」「このアプリを入れてください」と電話で指示されても、絶対に操作しないでください。似た手口の「偽の警告画面」は「ウイルスに感染」の偽警告をあわてず安全に閉じる手順で詳しく解説しています。
パスワードを変更する
乗っ取りが疑われたら、できるだけ早くパスワードを変更しましょう。家族と一緒に進めると安心です。
変更の手順
- LINEを開いて「設定」(歯車のマーク)を押す
- 「アカウント」を選ぶ
- 「パスワード」を選ぶ
- 現在のパスワードを入力後、新しいパスワードを入力する
新しいパスワードのコツ
- 他のサービスと同じパスワードは使わない
- 短くしすぎない(8文字以上が安心)
- 誕生日や電話番号など、推測されやすいものは避ける
- 忘れないように、家族と紙のメモで共有しておく
ログイン中の端末を確認する
パスワード変更だけでは安心できません。すでに別の端末でログインされている場合があるためです。
確認の手順
- 「設定」→「アカウント」を開く
- 「ログイン中の端末」を選ぶ
- 知らない端末があれば「ログアウト」を押す
全部の端末をいったんログアウトさせる方法
心配なときは、すべての端末をいったんログアウトさせて、ご自身のスマホで再ログインすると確実です。LINEの基本操作に不安があれば、LINEの始め方もあわせて確認してください。
家族にも相談しましょう
ひとりで判断せず、まず家族に状況を伝えてください。
家族にお願いできる3つのこと
- 一緒に操作画面を見てもらう(電話やLINEのビデオ通話で)
- 自分の友だちに「変なメッセージが来ても押さないで」と一斉に伝えてもらう
- 「困ったときの相談窓口」に連絡してもらう
一緒に画面を見てもらうコツ
離れて暮らすご家族には、電話やLINEのビデオ通話で画面の状態を伝えると、的確なアドバイスがもらえます。
LINE公式ヘルプ
ご家族にも分からないときは、公式の窓口に相談しましょう。
公式の問い合わせ先
LINEアプリの「設定」→「ヘルプセンター」から、公式の困りごと窓口に進めます。
消費者ホットライン「188」
お金の被害が出てしまった場合や、不安が強い場合は、消費者ホットライン「188」に電話するのも一つの方法です。お住まいの地域の消費生活センターにつないでくれます。
直接問い合わせるときに気をつけること
個人情報やパスワードを電話やメールで聞かれることは絶対にありません。「教えてください」と言われたら、それは詐欺です。
今後の予防方法
もう一度起きないために、普段から以下のことを心がけましょう。
パスワードは家族と紙で共有しておく
万一の時、家族がすぐに対応できます。
ログイン通知をオンにしておく
新しい端末からのログインを早く知ることができます。
怪しいSMS・偽メールから「LINE」を装うリンクは押さない
LINEを名乗るメッセージは、必ずLINEアプリの中で受信されます。SMSやメールでは届きません。
安心して使うためのチェックリスト
- パスワードを他のサービスと同じにしていない
- パスワードを家族と紙で共有している
- ログイン通知をオンにしている
- 怪しいリンクは押さない習慣がある
- 困ったときの相談窓口を家族と共有している
ご家族の方へ
親世代をサポートする際は、以下の順番で進めると、相手も落ち着いて操作できます。
帰省したときの「一緒に確認」が一番安心
画面を一緒に見ながら確認するのが、もっとも誤操作が少なくなります。
電話やビデオ通話でサポートするコツ
離れているときは、電話やLINEのビデオ通話で画面を見せてもらえば、落ち着いてサポートできます。
スマホの詐欺や安全対策をまとめて確認したい場合は、スマホの詐欺・安全対策|困ったとき一覧も参考にしてください。
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